ロンドン
| コメント (1)
たくさんの出会いがあれば、別れもある。この春、悲しいけれど感謝したいお別れがあった。15歳で上京してからの長きを過ごした部屋の大家さんが他界された。
親代わりになってくれた方との別離は寂しくて仕方ないのだけれど、公演のために告別式には参列できなかった。でも、特別にそのあとにお別れの時間をつくっていただいて、振り返ることができた。交流の時間はそのもの私の音楽人生であり、青春でもある。
濃密な時間のあと、立ち去ろうとしたときにふと葉書に目がいった。見覚えがある、イギリス留学中に送ったビックベンの絵葉書。
そういえば、ずっと歩みを見守ってくださっていた。最後に接点があったのは、博士号取得の日。体調の悪い中、足を運んでくださった。音楽家としての私の旅立ちを見送ってくださったかのようである。そして、安心して旅立ったのであろうか。
| コメント (1)
2007年元旦。
旭川では粉雪が、そして部屋には屠蘇蝶が舞っていました。
海外へでかけるようになって、あらためて和の文化の奥深さを感じるようになり、四季折々の行事を大切にするよう心がけています。そのもっとも大きな節目となるお正月。それに先駆けて、知人からの嬉しい贈り物が届きました。
上方の「折形」という伝統手工芸による、見事な『屠蘇蝶』です。ワインのデキャンタにとまることになったとお話したら、「蝶の品種が変化してゆくのも悪いことではありません」と。
このような伝統文化の味わいや、日本人としてのアイデンティティーに根ざした感性を大切にしながら、自らの音楽の世界を育んでゆきたいと思っています。
2007年、みなさまにとって飛翔の年となりますように。
そして、蝶が舞い続けてほしいものです。
| コメント (2)
旭川からは、雪の便りがきこえてきました。画廊でのミニコンサートは、11月19日(日)の15時からとなりました。
プログラムは当日のお楽しみ♪
どんなにインターネット環境が便利になろうとも、このような連絡を美しい絵葉書でいただくと、ふっと心があたたかくなります。
絵画や音楽にも、その余韻があるように、伝えるということにも心をくばりたいものです。
| コメント (1)
「透明な大気と水が育んだ音楽-J.シベリウスを中心に」と題されたレクチャーコンサートにお運びくださり、ありがとうございました。
会場の歌声との共演は、私にとっては心に残るものでした。フィンランド語の歌詞は少々むずかしかったかしら?でも、みなさん見事に雰囲気をとらえていました!
サプライズとしてご披露したシベリウスの「ララバイ」は、オリジナル楽器での日本初演かもしれません。ほんの24小節の小品ですが、会場の空気が和らいでくるのを感じました。
5弦カンテレの素朴な音色に魅せられた方も多いのではないでしょうか?どなたでもすぐに音が出る、フィンランドでもっとも親しまれている楽器のひとつ。ぜひみなさんも挑戦してみませんか?
| コメント (2)
<北欧の響きとウィーンの夢>と題されたサロンコンサートは、「音の夢企画」の発足を記念するものでもありました。みなさま、足をお運びくださり、ありがとうございました。
八重洲ホールというのは2ヶ所あるので、「東京建物 八重洲ホール」と表記しましたが、わかりにくくはありませんでしたか?
「フィンランドの小品とカレヴァラ」では、舞台ならではの空間を活かして、カレヴァラの朗読とのコラボレーションを実現したのですが、いかがでしたでしょうか?
クライスラーをめぐる第二部では、サロン的な雰囲気のなか、ただ一曲、無伴奏ヴァイオリンソナタの時には張り詰めた空気が流れました。聴衆のみなさんにも緊張を強いたのではないかと心配してしまいましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?ちなみに私は、作品誕生のきっかけとなったシゲティの孫弟子にあたります。
アンコールとして演奏したグルック作曲の『精霊の踊り』は、オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」からクライスラーが「メロディー」として編曲したもの。この日の「メロディー」が心に届き、余韻となっていることを願いつつ。
窓歌
| コメント (0) | トラックバック (0)