2008/05/30

ロンドン

Cimg0828_5  かつて学んだロンドンは、小雨にしっとりと濡れて、いつもと変わらぬたたずまい。降り立ったヒースローに「ターミナル5」が増えていたが、自身の気持ちも、はじめての訪問のときと変わりなかった。きっとこの地に足を踏み入れるたびに、初心を思い返すのだろう。

 恩師からのお言葉と、楽器調整のお墨付きをもって、いざフィンランドへ。

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2008/03/31

ふるさと

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ふるさと、旭川。

 札幌、東京、ロンドン、ウィーン、ヘルシンキ…離れれば離れるほどに、ふるさとへの思いがつのる。

 2007年、シベリウス没後50年の記念イヤーのしめくくりは、恩師や後輩とともに、ふるさと旭川の舞台を選んだ。

 音を通じて彼らの瞳は輝きを増し、大雪クリスタルホールに響きが溶け合った。

 同じ四季を通じて得られた共通の感性が根底にあり、そしてふるさとのぬくもりがある。

 ライラックの咲く5月、ふたたび金の卵たちにあいにゆく。コンサートと公開レッスン、マスタークラス。

 若葉が芽吹く春に、若い芽が育まれることを願っている。

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2007/04/03

旅立ち

Cimg0281  たくさんの出会いがあれば、別れもある。この春、悲しいけれど感謝したいお別れがあった。15歳で上京してからの長きを過ごした部屋の大家さんが他界された。

親代わりになってくれた方との別離は寂しくて仕方ないのだけれど、公演のために告別式には参列できなかった。でも、特別にそのあとにお別れの時間をつくっていただいて、振り返ることができた。交流の時間はそのもの私の音楽人生であり、青春でもある。

 濃密な時間のあと、立ち去ろうとしたときにふと葉書に目がいった。見覚えがある、イギリス留学中に送ったビックベンの絵葉書。

 そういえば、ずっと歩みを見守ってくださっていた。最後に接点があったのは、博士号取得の日。体調の悪い中、足を運んでくださった。音楽家としての私の旅立ちを見送ってくださったかのようである。そして、安心して旅立ったのであろうか。

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十五の春

Cimg0292_1  卯月に入り、桜の便りに心踊るこのごろ、久しぶりに六義園を訪ねた。十五の春、数え切れない期待とともに上京した私は、居を構えたところから程近いしだれ桜をみて、故郷ではみられない歴史の重みと迫力に衝撃を受けた。家族3人で訪ねた記憶は、私の出発点として刻まれ、再訪問によって、走馬灯のような記憶が押し寄せた。そして今、私は十五歳のヴァイオリニストの卵を温める立場となっている。さまざまなスタートを迎える春に、彼女達の志が貫かれることを心から祈っている。

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2007/03/26

新素材

Cimg0042  数百年にわたって同じ姿を保っているヴァイオリンは、科学技術の進歩とは無縁ではないかと思っていました。しかし、先ごろ新発見!カーボンの弓をためしてみたら、結構よいのです。天然の素材のような、クセや反りがないので、かえって扱いやすいかもしれません。

 リリーフとして、活躍してくれるでしょう。それにしても、十人十色の特性に合わせられる人間のコントロール能力って凄いと思います。1グラム以下の重さの違いや、微妙なバランスの違いを感じ取ることができるのですから。

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知床

Cimg0227_2 世界遺産、知床への旅。

先人たちへの敬意をこめて音魂をかさねる。

暖冬の今年は、水平線まで埋め尽くす流氷や轍の跡はない。

しかし、スカイブルーに映えた知床連山の、真っ白で凛とした姿が美しい。

 澄み切った青空のもとに過ごした滞在の最終日、嵐に襲われた。風速20メートル強。どんなに文明が発達しても到達できない自然の偉大さにあらためて畏敬の念を抱いた。

 そのときは感じられなかったが、少し時を経て、テンペストが頭をよぎる。そんな時、つくづく演奏家であると思う。作曲家だったら、違うメロディーが思いつくであろうから。

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2007/01/02

樹氷

Cimg0162 空気が凍てつき、雪が音を吸い込む冬。静けさの中にたたずむと、ふとフィンランドでの体験がよみがえる。昨夏のコルポ島、ほとんど波頭のない鏡のような海を進む船の汽笛と、風の音以外は何も聞こえなかった。そのようなとき、自分に内在する音楽へと耳を傾ける。そんな時間を大切にしてゆきたい。

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2007/01/01

謹賀新年

Photo_3  2007年元旦。 旭川では粉雪が、そして部屋には屠蘇蝶が舞っていました。 海外へでかけるようになって、あらためて和の文化の奥深さを感じるようになり、四季折々の行事を大切にするよう心がけています。そのもっとも大きな節目となるお正月。それに先駆けて、知人からの嬉しい贈り物が届きました。  上方の「折形」という伝統手工芸による、見事な『屠蘇蝶』です。ワインのデキャンタにとまることになったとお話したら、「蝶の品種が変化してゆくのも悪いことではありません」と。  このような伝統文化の味わいや、日本人としてのアイデンティティーに根ざした感性を大切にしながら、自らの音楽の世界を育んでゆきたいと思っています。 2007年、みなさまにとって飛翔の年となりますように。 そして、蝶が舞い続けてほしいものです。

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2006/11/14

続・秋韻

 旭川からは、雪の便りがきこえてきました。画廊でのミニコンサートは、11月19日(日)の15時からとなりました。

 プログラムは当日のお楽しみ♪

 どんなにインターネット環境が便利になろうとも、このような連絡を美しい絵葉書でいただくと、ふっと心があたたかくなります。

 絵画や音楽にも、その余韻があるように、伝えるということにも心をくばりたいものです。

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2006/11/07

秋韻

Kinue_arai  古里、旭川から嬉しい便りが届きました。見覚えのあるタッチで描かれたヴァイオリンは、あたたかな気持ちにさせてくれました。新井絹恵画伯が美術へと誘ってくださって以来、美への探求は私の音楽の支柱となっています。今回は演奏旅行とも重なって、個展にうかがうことができそうです。限りない感謝を込めて、そしてお祝いの一曲をプレゼントしようと思っています。

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2006/10/28

◆都留文科大学10/28

Photo_1  「透明な大気と水が育んだ音楽-J.シベリウスを中心に」と題されたレクチャーコンサートにお運びくださり、ありがとうございました。

 会場の歌声との共演は、私にとっては心に残るものでした。フィンランド語の歌詞は少々むずかしかったかしら?でも、みなさん見事に雰囲気をとらえていました!

 サプライズとしてご披露したシベリウスの「ララバイ」は、オリジナル楽器での日本初演かもしれません。ほんの24小節の小品ですが、会場の空気が和らいでくるのを感じました。

 5弦カンテレの素朴な音色に魅せられた方も多いのではないでしょうか?どなたでもすぐに音が出る、フィンランドでもっとも親しまれている楽器のひとつ。ぜひみなさんも挑戦してみませんか?

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2006/10/21

◆音の夢企画10/21

Korpo_at_night <北欧の響きとウィーンの夢>と題されたサロンコンサートは、「音の夢企画」の発足を記念するものでもありました。みなさま、足をお運びくださり、ありがとうございました。

八重洲ホールというのは2ヶ所あるので、「東京建物 八重洲ホール」と表記しましたが、わかりにくくはありませんでしたか?

 「フィンランドの小品とカレヴァラ」では、舞台ならではの空間を活かして、カレヴァラの朗読とのコラボレーションを実現したのですが、いかがでしたでしょうか?

 クライスラーをめぐる第二部では、サロン的な雰囲気のなか、ただ一曲、無伴奏ヴァイオリンソナタの時には張り詰めた空気が流れました。聴衆のみなさんにも緊張を強いたのではないかと心配してしまいましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?ちなみに私は、作品誕生のきっかけとなったシゲティの孫弟子にあたります。

 アンコールとして演奏したグルック作曲の『精霊の踊り』は、オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」からクライスラーが「メロディー」として編曲したもの。この日の「メロディー」が心に届き、余韻となっていることを願いつつ。

 窓歌

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2006/10/14

◆北欧の響き10/14

Sannohall  山王病院コンサートへのご来聴ありがとうございました。吹き抜けの大空間への音の拡がりを体感しつつ、いつもよりも透明度のある音づくりができたような気がします。

ベーゼンドルファーのインペリアルという素敵なピアノとともに、北欧の澄んだ響きが届きましたでしょうか?

 病院ということでアンコールを控えたのですが、期待感を持たれていたお客様もいらっしゃったかもしれません。

やはり、アンコールはあったほうが嬉しいですか?

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welcome to @ま・ど・か

Madoka_1 

@ま・ど・か へようこそ!

Back Stageのひととき

ヴァイオリンをかたわらに

いつもは音に託すわたくしの声を

ことばのメッセージとしてお届けします。

みなさまからの声もぜひお寄せくださいませ。

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